「え、穴が重なって欠けてる」パンチング材の穴を気にせず自由に加工する方法とは？

パンチングメタル材の電源ボックス＆フタの加工依頼の経緯

東京都品川区にあるライトや照明などの電気器具を製作されている会社より
電源ボックス＆フタの加工のご依頼をHP経由にていただきました。

電源ボックスとしての用途でしたので、熱が籠もってしまわないように
パンチングメタル材を用いての加工指示で、
数量は10ケと決して多いわけではありませんが、このような少量の御注文でも
日程や加工内容に問題がありませんでしたのでご依頼を承りました。

【お客様からの課題】パンチングメタル材で一部穴無くせます？

加工に際し打ち合わせの中で解決したい点があり
それはパンチングメタル材（既製品）でスイッチボタン用の穴を開けると
パンチングされた穴が近いとボタン用の穴が干渉してしまいイビツになってしまうことでした。

そこで
「一部パンチングメタル材の穴を無くせないか？」
という要望が出てきました。

通常であれば規格サイズのパンチングメタル材に加工を
行いますが、穴を避けなければならないため社内で仮のパンチングメタル材を作成し
ボタン穴周辺をパンチングメタルの穴が加工されないようにし
穴の形状を維持しようという方法になりました。

そのような加工方法で了解を得て
板金加工を行いました。
加工内容：ブランク加工→曲げ加工→溶接加工　となっております。

＜ボタン穴周囲に穴がありません＞

写真のようにボタン穴周囲を避けるように
パンチングされボタン穴がイビツになるようなことはありませんでした。
ボックスの中にフタが入るよう寸法を調整しセットとなる電源ボックスの
完成となりました。

まとめ：パンチングメタル材を社内製作することも可能です。

今回のようなに規格品のパンチングメタル材を
使うのではなく、お客様の「何とかしたい」のために
材料からオリジナルで製作した事例であったと思います。

材料費の観点からも専用の材料を1枚購入するとなると
サイズや板厚によって数万円の材料費が発生してしまう可能性もあります。
在庫として手元にあれば必要最小限の材料費で済みますが
新規購入となるとどうしてもお客様へのご負担となってしまいます。

数量が10ケと少なく継続性の無いような場合には
コストを抑えるためのアイディアとしてオリジナルの材料を
作ってしまうというのも良いのかもしれません。

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「パンチングメタル材の加工について詳しく知りたい。」

「手元にある図面の加工が対応可能か、単価はいくらか？納期はどのくらいか？知りたい。」

などご希望の方は【お問い合わせ】よりご連絡ください。

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